実家からお米が届いた。
いつも米以外の食料を送ってくれる。ありがたいことだ。
缶詰やレトルト食品が多い。即戦力を送ってくれるとは、流石です司令。
さんまの蒲焼、いわしの煮付け、カップスープ・・・お、カレーかぁ。
・・・ん?
・・・?
おいしい・・・カレー?
しかも「OISHII CURRY」とローマ字表記までされてるぞ。
にんにくカレーといい、毎回胡散臭い食品を送ってくれるね、マザー。
自ら「おいしい」とハードルをあげるとは、なかなか“漢”だな。
そんな“漢”なカレーを販売しているのは、「加ト吉」という食品メーカーだ。
カトキチ・・・。
そう、
・釣りキチ (三平)
・拳キチ (丹下)
・カトキチ (冷凍うどん)
の「三大キチ」の一つ、加ト吉ではありませんか!
『キチ』って結構アブない言葉なんだけど・・・、まいっか。
アップでどーん。
ちなみに「箱」は存在せず、レトルトパウチのままで売られていたようだ。
ハダカのまま売るとは・・・、“漢”だぜ、加ト吉。
「盛り付け例」としてスプーンに載ったカレーの写真が載せられているが、
盛り付けというのは、皿に乗せられたご飯にルーをかけることではないのか?
写真は「盛られたカレーをすくう図」なはず。
表現がちょっとおかしいぞ、加ト吉!
下にある英文(「うまいカレー食いたいか?ここにあるぞ!」の意)もかなりの大風呂敷を開いている。
大丈夫か、加ト吉!?
とりあえず、沸騰したお湯に投入。
茹で時間5分と書いてあったので五分間、ぐつぐつぐつ。
ちょっと長い気がするが・・・、まぁいいや。
完成。
香りも見た目も、ボンカレーにそっくり。普通のレトルトカレーのようだが・・・?
いいや、これは我々を欺くためのカモフラージュに違いない!
“漢”加ト吉、業が光るぜぇ!
いただきます。
!!
んんん!
こ、これは・・・!?
ボンカレーじゃないか!!
海原雄山なら、ここで「責任者を呼べ!」となるのだろうが、
僕には加ト吉に怒鳴り込む度胸は無く、ただ食べ続けるのみ。
いや、不味くはないんだよ、至ってフツーのレトルトカレーなんだよ。
しかし、ボンカレー・ククレカレーと一緒に目隠しで食べたら、このカレーを当てようがないぞ・・。
名前負けしてるぞ、「おいしいカレー」!
カレー自身は「ライバルは中村屋」のつもりなんだろうが、今のままじゃ大塚薬品がライバルだぞ!!
どうせなら「ボンカレー並においしいカレー」に改名したら如何だろうか?
加ト吉なら出来る、出来るはずさ!
・・・というわけで、「大口たたいた割にはボコボコにやられている曙」みたいな印象を持ってしまったが、
決してハズレな味ではなく、単に誇大広告だったわけである(十分に問題か?)。
ビッグでエクセレントでマーヴェリックなネーミングにゾッコンな御方には是非オススメしたい品なのだ。
名前「だけ」オススメできるカレーなんて他には無いぜ!
盛り付け例 |
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