日本語を勉強してみよう〜タイ編〜 その3

 

以上、四つの会話例を紹介した。
それぞれの本の特徴が表れて非常に興味深い内容だったのではないだろうか。

特にソムシイの「日本語を新しい」は、革命的な日本語の連続だった。
そこで、会話例ではしきれなかった、“新しい日本語”をここでいくつか紹介しよう。
全てを紹介することはできないが、少しでも新しい日本語を知ってほしいと思う。

 

今、何蒔?・・・「蒔」は「時」と同じ意味、同じ読み方である。
審問してもいい?・・・ここでの「審問」とは、質問のことである。本当に聞きたいことがあるなら、迷わず審問しよう。
すごく苦く見えるね。・・・「にがく」ではなく、「くく」と読む。意味は「若」と同じだだが、苦々しいほど若い場合に使うと効果的だ。
新宿へ飲みに行こうよ。・・・新しさを追い求める人は、「しんやど」と読む。ちなみに若者の街は「はらやど」だ。
何で生きる計をたててるの?・・・初学者には難しいかもしれないが、直訳すれば「どうやって生計をたててるの?」となる。
金火なんだ。・・・「きんか」と読む。金欠のことを指すが、財政が火の車の状態なら金火と表現したほうがいいだろう。

 

 

初めて日本語を勉強する人には難しかったかもしれないが、
はやいとよういな” スタイルならば、あっという間に日本語を操れるようになるだろう。

また、日本語に慣れたと感じた人ならば、プロイが出演している「こんなときにこれが言えたら感心される!」をお勧めしたい。
こちらは、かなり日本語の深い部分まで学習できる。日本人上司がいる日系企業に勤めている人は是非読んでもらいたい。

 

 


今回は二冊しか紹介できなかったが、
機会があれば様々な日本語教則本を紹介していきたい。

 

日本語教則本から目が離せない。

 

 

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