マヨネーズは便利だ。
どんなに不味い食べ物でも、マヨネーズをかければ何とか食べることが出来る。
マヨネーズは、醤油に勝るとも劣らない万能調味料ではないかと考えている。
しかし、僕は世間一般で言うところの「マヨラー」ではない。
マヨネーズをベタ褒めしているが、マヨラーではない。
ウチの家系は焼鮭にマヨネーズをかけて食べるが、マヨラーではない。
ん・・・、ちょっとマヨラー寄りなのか?
でもサラダには絶対マヨネーズはかけないぞ。マヨチュッチュなんてやらないぞ。
真のマヨラーは、「え、そんなのに入れるのぉ?マジィ!?」的な行動をとる。と僕は認定している。
ゲテモノ食いと呼ばれそうなマヨラーだが、本当は美味しい食べ方もあるのではないか、と思った。
彼らは「通」な食べ方をしているのではないか。食べる前から不味いと決め付けては彼らに失礼ではないか。
そう考えて、マヨラーグルメに挑戦することにした。
今回のメニューは「マヨネーズ入り卵かけご飯」。
う・・・、初戦から強敵だ。
何故このメニューを選んだのかというと、友達の影響がある。
高校時代からの友達・S君はマヨラーで、
ある日僕らは朝食の話をしていた(家庭的で微笑ましいですな)。
J(僕)「卵かけご飯って、うめぇよな」
S「ああ。でも、マヨネーズ入れるともっと美味いんだぞ」
J「えー!?そりゃぁないだろう」
S「今度やってみ、美味いから」
S君の味覚は正常なのか、それとも彼はマヨラーの世界に侵されきっているのか、試すことにしましょう。
しかしマヨラー初心者の僕としては、どの程度マヨネーズを入れればいいのか分からない。
入れすぎるとマヨネーズかけご飯になってしまう。
ということで(多分仕事中の)S君に電話して聞いた。
S「マヨネーズは香る程度にいれりゃーええよ。あんま入れすぎると、マヨネーズの味しかせんよぅなるけぇ」
J「あー、あと醤油って入れるもんなの?」
S「卵かけご飯なんじゃけぇ、当たり前じゃろうが」
S君が福山弁で教えてくれた。
ありがとう。
詳しいレシピ教えてくれなかったけど、目分量ってことなんだね!
さぁ、はりきって作ってみましょう。
〜材料〜
アツアツのご飯・・・一膳
卵・・・一個
醤油・・・少々
マヨネーズ・・・お好み
マヨネーズ、明らかに浮いている。
@卵を割る
卵をパカッ。
A卵をかき混ぜる
頑張れ、ドンキで買った安い卵。
B醤油をかける
醤油だけで十分なんだけどなぁ。
C更にかき混ぜる
醤油多すぎたかな?後でマヨネーズ入れるからいっか。
Dマヨネーズを入れる
なんかグロイ光景。そういえばマヨネーズって油だから・・・。
E更にかきまぜる
混ざりませんでした。
Fご飯にかける
ご飯、未知との遭遇。
うわ・・・。マヨネーズが妙に生々しいよ。
Gいただきます
あれ?意外と見た目はマトモじゃん。
Hもぐもぐ
(写真を取れなかったので、感想をお楽しみください。)
「ん・・・思ったよりも食えるな」
「まろやかというか・・・濃厚な味わいだ」
「脂っこいのはマヨネーズのせいだよな」
「何かに似ていると思ったら・・・バターご飯に近いのか、脂だし」
「ご飯からマヨネーズの香りがするのって・・・なんか嫌だな」
「醤油の味に勝ってるなんて、マヨネーズすげぇな」
「卵の味があんまりしないような・・・」
Iごちそうさまでした
ありがとう。そして、さようなら。
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正直、マヨネーズ入っていないほうが美味しかった。
やっぱり僕はマヨラーじゃなったよ、S君。
醤油だけの卵かけご飯が僕には合っているよ。
そういえばマヨネーズの材料って卵だよな・・・。
卵with卵!?運命の出会いですね。
でも腹持ちは良い。お腹一杯。
マヨネーズって実はカロリー凄く高いんだよね。
ある意味節約料理になるのでは・・・とマヨネーズ料理の可能性を感じた。
マヨネーズ・・・、侮れないヤツだ。
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